弊社はDIサービスを手がけるアウトソーシング企業として、就職エージェントへの取り組みには注力してきたものの、薬剤師に直接働きかける施策の実績がないこともあり、薬剤師の採用における課題の一つに、臨床現場の薬剤師に対しての企業の認知度の低さがあると感じていました。 一方で弊社には、企業様に向けたセミナーを10数年にわたり開催して来た経験がありました。そこで、今まで培った知見を活かし、新たな試みとして薬剤師向けセミナー『薬剤師アカデミー』を立案。これにより、自社事業やセミナーに対する認知度を高められれば、将来的には人材採用の際も前向きなエントリーにつながっていくのではと考えました。そのためのファーストステップとして本プロモーションの実施に至りました。
人気セミナーを企画する上で工夫したポイントはありますか?
私たちが提供するのは、学びに前向きな薬剤師が本当に求めるコンテンツ。その本質を伝えるため試行錯誤し、従来の「セミナー」や「研修会」ではなく『薬剤師アカデミー』に。覚えやすく、かつ検索上位を狙えるネーミングとしました。今後も『薬剤師アカデミー』を広くブランディングに活用していきたいと考えています。
POINT02 コンテンツの充実度
無料で医療現場の医師や薬剤師等の声に触れられる希少な機会提供に加え、新型コロナウイルスのワクチン接種、心疾患における新薬の上市など、社会背景・業界の潮流を捉えることも重視。薬剤師ニーズの高さにこだわり、社内で議論を重ねました。
色々リサーチした結果、薬剤師へのアプローチには紙媒体が主流であったことから、まずは「医薬情報おまとめ便サービス」を検討し、さらにネクスウェイ様へのご相談を通じ、「研修セミナー広告」や「メール広告」といったサービスの存在を知りました。今回は薬剤師に向けたはじめての施策であり、効率的な認知促進を目標としていたことから、それらデジタルのサービスと「医薬情報おまとめ便サービス」を合わせたメディアミックス戦略を選択。媒体ごとの特性を活かしたアプローチや、ネクスウェイ様から提供される実施後のデータをもとにした効果測定を行いながら、より確度の高い集客につなげる戦略を試みました。
紙媒体であるおまとめ便への広告は3ヵ月に1回の出稿にしていますが、その代わり3カ月分のセミナー情報を掲載しています。ひと月ごとのセミナー案内ではそのテーマに興味がない、日程に参加ができない等の理由があると興味を失いますが、複数回分を掲載することで、まとめてのお申し込み獲得やリピート率向上の一助にもなったと感じています。
紙の広告出稿がない期間は、メール広告により薬剤師に直接情報を発信。メール広告はレスポンスが早く、申し込みにも直結しやすい印象を受けました。また研修セミナー広告は、CSVデータで申込情報を一括取得できるだけでなく、タイトル名や主催企業別でセミナー情報を一覧で閲覧でき、検索機能も充実しているなど、管理者にもユーザーにも使いやすいところに大きなメリットを感じました。
利用サービスおいて感じたそれぞれの利点があれば教えてください!
管理薬剤師を中心に学習意識の高い読者が多いと感じました
配布部数・実績から掲載情報の信頼度の高さを実感しました
紙媒体ながら読後調査で情報収集できるのが有り難いです
研修セミナー広告
メール広告
薬剤師へダイレクトに情報発信できるのは大きなメリットでした
レスポンスが早く申し込みへのハードルが低い手法であると思いました
おまとめ便のフォローツールとして効果的に利用できたと感じています
各サービスの利用により、当初の予想をはるかに上回る毎月700名、最大1,000名超の申し込みを獲得。セミナー開催後のアンケート結果によるネクスウェイ施策からの集客率は平均約70%と高く、全国約66,000軒・施設に配布されているおまとめ便の認知度やブランド力とともに、自己研鑽に積極的なアスヤクサービス会員へダイレクトにリーチできたことの効果を実感しています。ネクスウェイ様のメディアに対する薬剤師の信頼の高さにより、弊社の『薬剤師アカデミー』への信頼性も担保されたのではと考えています。
何より魅力なのは、デジタル施策はもちろん、おまとめ便という紙媒体においても施策実施後の読後調査(フィードバックアンケート)を確認することによって振り返りができること。さらには読者や会員の意識の高さが、アンケートなどの回答率の高さにも現れていて、とても驚かされました。
ネクスウェイ様のサービスは「広告を掲載したらそれで終わり」ではなく、各種データのフィードバックを受けられるため、結果や対策を精度高く分析でき、全体運営のブラッシュアップに反映することができました。情報感度の高い薬剤師のニーズをつかめたことも、今後の展開における良い検討材料になったと思います。
またアスヤクLIFE研修は月1,000名を超える早さで会員数が増加しており、アスヤクLABOとIDも統合されたことでますます利用価値が高まってくると思いますので、さらなるサービスの拡充にも期待しています。