今後薬剤師としてチャレンジしたいこと・メーカーへの要望
メーカーには、ドクターとコメディカルと介護職をつなげる役割を担ってほしい
雜賀氏は今後、薬剤師としてチャレンジしたいこととして次のように述べる。「直近でやりたいことは、在宅療養指導をしていて、認知症の疑いがある方と出会うことがあります。このような方を、薬局経由で医師に伝えることができればよいと考えています。」つまり、薬局として、ドクター、コメディカル、介護職をつなげる役割を担いたいのだという。
現在、千葉市の医師と薬剤師、看護師や介護の方が一堂に集まる、メーカー主催の認知症治療介護研究会も開催されている。このような会を通じ、介護系の人の知りあいが増え、連携が取りやすくなってきた現状を踏まえ、「認知症に係わる方々が、職域を超えて集まれる会が、もっと小さい地域単位で数多く開催されるようになると、より連携が取りやすくなります。そのようなつながりをつくることに関わっていきたいですね。」と雜賀氏は力強く語った。
(取材日:2015年8月27日)